2、ルクセンダルク纪行

石畳（いしたたみ）　伸（の）びる影（かげ）　

连（つ）れて歩（ある）く途（みち）

港（みなと）へ続（つづ）く　长（なが）い坂道（さかみち）　

キミは未（ま）だ知（し）らぬまま

人（ひと）は皆（みな）　心（こころ）に　

哀（かな）しい季节（とき）を抱（だ）いて

それでも…いつか…笑（わら）えるから…　

灯火（ともしび）を绝（た）やさないで…

光（ひかり）が射（さ）した云间（くもま）…　

旅立（たびだ）ちの空（そら）……

乾（かわ）いた砂（すな）の原（はら）に　尽（まま）足迹（あしあと）残（のこ）して…

渇（かわ）いた喉（のど）润（うるお）す　水（みず）を求（もと）め彷徨（さまよ）う

灼（や）けつく砂（すな）の上（うえ）に　雫（しずく）落（お）とし进（すす）んだ…

揺（ゆ）らめく地平（ちへい）の先（さき）　时（とき）を刻（きざ）む阳炎（かげろう）

风（かぜ）に頼（たよ）り　动（う）かしていた大时计（おおどけい）は

风（かぜ）が止（と）まり　动力（どうりょく）を失（うしな）った

昼（ひる）も夜（よる）も　绝（た）え间（ま）なく　ガッチ　コッチ

汗（あせ）を流（なが）し　人（ひと）の手（て）で动（うご）かしているを言（い）うのに…

水源（すいげん）が乏（とぼ）しい砂（すな）の街（まち）では　

水（みず）を饮（の）むのにも大金（ピーキュウ）が挂（か）かる

生命（いのち）の値段（ねだん）って几（いく）らなのだろう

素朴（そぼく）な疑问（ぎもん）に答（こた）えなどなく…

悩（なや）むキミを置（お）き去（さ）りに…　

时计（とけい）の针（はり）は进（すす）む……

昼间（ひるま）でも薄暗（うすぐら）い　花弁（はなびら）の内侧（うちがわ）で

肥大（ひだい）した欲望（よくぼう）と　自意识（じいしき）に濡（ぬ）れたまま

造（つく）られた暗暗（くらやみ）に　集（つど）う淑女（レディー）照（て）らす放电阳光管（ネオン）　

最高（さいこう）の美（うつく）しさ 竞（きそ）い合（あ）う圣花祭（せいはなさい）　

流行（はやり）の髪（かみ）の色（いろ）　 流行（はやり）の髪饰（かみかざ）り

流行（はやり）の服装（ふくそう）で　流行（はやり）の笑颜（えがお）作（つく）るの？

外側（そとがわ）を着饰（きかざ）れば　花（はな）よ…　星（ほし）よ…　蝶（ちょう）よ…

望（のぞ）んだように美（うつく）しさ誇（ほこ）る　素敌（すてき）な自分（じぶん）になれると

内侧（うちがわ）に隠（かく）された　素颜（すがお）のままの自分（じぶん）と

心（こころ）の中（なか）の美（うつく）しさ　それには　目（め）を背（そむ）けたまま

狂（くる）い咲（ざ）く艳花（あでばな）の残（のこ）り香（が）に　

キミは首（くび）を倾（かたむ）けた……

海原（うみばら）に荡（たゆた）えば　潮风（しおかぜ）が頬（ほお）を抚（な）で

キミの髪（かみ）を揺（ゆ）らして踊（おど）る

流（なが）れる云（くも）を追（お）いかけて 海猫（うみねこ）が消（き）えてゆく

水平线（すいへいせん）の遥（はる）か彼方（かなた）　何（なに）があるのだろう

広（ひろ）がる卋界（せかい）が纺（つむ）ぎだす物语（ものがたり）

旅人（たびびと）は惊（おどろ）き谁（だれ）もが皆（みな）言（い）うだろう

巨大（きょだい）な船（ふね）が丸（まる）ごと一（ひと）つの国（くに）だなんて

昨日（きのう）のキミはそれを信（しん）じられたかい？

今（いま）…　波（なみ）も闲（しず）か…　穏（おだ）やかな时间（とき）の中で…　

凪（なぎ）は黄昏（たそがれ）を誘（さそ）う…

明日（あした）は…　何処（どこ）へ往（ゆ）こう……

怒（いか）り狂（くる）う　火山（かざん）を背（せ）に　红（あか）く燃（も）える　熔岩（マグマ）の上（うえ）

疲弊（ひへい）しきった　人々（ひとびと）の群（む）れ 终（お）わりの见（み）えぬ　内戦（ないせん）の日々（ひび）

暗（くら）い坑藏（あなぐら）に…　潜（もぐ）って…　笼（こも）って…　掘（ほ）って…

泣（な）き叫（さけ）ぶ声（cry）…　地上（ちじょう）には… 闻（き）こえない…　届（とど）かない…　无理（むり）もないkurai chijyo ni wa kikoenai todokanai murimonai

稀少(rare)な金属（きんぞく）…　狙（ねら）って…　探（さが）って…　掘（ほ）って…

现実的(real)な感情（かんじょう）…　押（お）し杀（ころ）す…　噛（か）み杀（ころ）す… 少年达――（カナリア）　

平和（へいわ）を守（まも）る为（ため）に　自由（じゆう）を讴（うた）う为（ため）に　

自分（じぶん）を杀（ころ）し枪（たて）を取（と）った者（もの）と

豊（ゆた）かさを得（え）る为（ため）に　支配者（しはいしゃ）に成（な）る为（ため）に

敌（てき）を杀（ころ）す剣（つるぎ）を取（と）った者（もの）と

争（あらそ）いは缲（く）り返（かえ）す 戦（たたか）いは终（お）わらない　

やがて歪（いが）む胜利（しょうり）への妄执（もうしゅう）が

無差别（むさべつ）に人（ひと）を屠（ほふ）る　猛毒（もうどく）を撒（ま）き散（ち）らす　

悪魔（あくま）の虐杀（ぎゃくさつ）を生（う）み出（だ）した

——そんな话（はなし）を闻（き）いて　キミは何（なに）を想（おも）った

刹那（せつな）…　浮（う）かべた忧（うれ）いの后（あと）に　とても强（つよ）い瞳（め）をしてたから…

白（しろ）い华（はな）が风（かぜ）と踊（おど）る　寒（さむ）い国（くに）の物语（ものがたり）

キミは不意（ふい）に歩（あゆ）みを止（と）めて　耳（みみ）を倾（かたむ）けた――

深（ふる）い雪（ゆき）を尾根（おね）に缠（まと）う 険（けわ）しい山（やま）に囲（かこ）まれた　

古（ふる）い村（むら）を袭（おそ）った悲剧（ひげき）笑（え）みを冻（こお）らせた　

流行病（はやりやまい）は…　かつて…　瞬（まばた）きの間（ま）に…　広（ひろ）がり…

嘲笑（あざわら）う様（よう）に…　唯（ただ）… 无数（むすう）の灯（あか）り…　消（け）し去（さ）った…　

――永远（えいえん）の未来（さき）を望（のぞ）むのは

赦（ゆる）されざる罪（つみ）なのでしょうか？

それでも…　せめて…　爱（いと）しいキミよ…　健（すこ）やかに……

想（おも）い出（だ）す…　キミと旅（たび）した日々（ひび）…　

忘（わす）れない…　キミと歩（あゆ）んだ日々（ひび）

ルクセンダルク纪行（きこう）