日中経済講演会「高速鉄道のレールを支える日系企業」での取材
ふわふわ~北京は柳絮(りゅうじょ)の飛び交う季節となりましたポプラや柳の木から飛び立つ綿状の種子、4月の北京の風物詩です。気象当局の発表では、柳絮のピークが今週金曜日の4月15日に訪れるそうです
今週の「スペシャル?バスケット」は、4月2日に開かれた日中経済講演会での取材をお届けしました。「高速鉄道のレールを支える日系企業」と題したこの講演会は、『政治対立下の経済発信力 日中関係は本当に最なのか』の中国での翻訳、出版を記念して行ったものです
2014年10月に日本僑報社から出版された同書は、両国の政治、外交関係の化を背景に行われた企画。中国でのビジネスにかかわる経済人33人が、今後の両國関係や経済活動に戸惑いを感じている日本の読者に向けて、それぞれの経験に基づき、特に中国に拠点を置く日系企業の本当の状況を伝えるために執筆されたものです中国では、『我来中国做生意』という表題で、2016年1月に世界図書出版公司から出版されました。翻訳を担当したのは高華彬さんを始めとした11人の中国人ボランティアです
この講演会には、5月に任期満了して中国を離れる木寺昌人ㄖ本大使が挨拶に立ち、その後、この本の編集代表?加藤隆則さんが企画の背景などを紹介しました。
メインスピーカーは蘇州石川製鉄有限公司董事長で、同書には「高速鉄道を支える鋳物」というタイトルで寄稿した塩谷外司さんこの日、塩谷さんは「鋳物作りを通じた日中友好」をテーマに、中国との関係のきっかけ、蘇州でもの作りをしてきた20年間の経緯、失敗から学んだ事や、企業存続のための土壌作りについて紹介しました。翻訳者代表の高華彬さんも登壇し、「中日関係にも有機栽培が必要」という演題で、翻訳を提案した理由や、翻訳に取り組んだ心境について話をしました
講演会が終わった後、会場で関係者の皆さんにマイクを向けてみました。